ルイス・バラガン邸
2013年 12月 11日
メキシコ・シティのルイス・バラガン邸のツアーに行きました。
修道院(気がつかない)
バラガン邸(いたって普通)
ただ不思議なのは、 「シティでバラガン邸見学に行ったよ~。」 と言っても、メキシコの人たちは 「誰それ?」だったこと。
日本人の私には説得力大のgood place だったんですけど・・・。
ツアーといっても、日本人のガイドさんと現地運転手さんに
我々夫婦ふたり。
ルイス・バラガン(1902-2004)はメキシコの建築家で、
大きなモニュメント(サテリテ・タワー Torres Satelite)も
作っておられますが、
自身が40年間住んだ住宅(2004年世界文化遺産登録)と
友人のヒラルディ邸、自費で設計した修道院が有名。
バラガン邸は見学時間が指定なので、ガイドさんが
時間調節をしながら上手に周囲のポイントを
回ってくださいました。
さすが『メキシコ観光』。
バラガンの設計した家も、
修道院(Capilla en Tlalpan トラルバンの礼拝堂)も、
原則白い壁。
要所の壁が淡い黄色やオレンジ色に塗ってあり、
光が反射して思わぬ色の影をつくります。
”家”というと、私などはつい間取りや
使い勝手ばかり考えてしまいます。
でも、
「春分の日の朝の1時間だけ、十字架の影が
ここにピンクに映ります。」
などど修道女さまから言われると・・・。
建物の存在する緯度・経度、気候。光と風。
室内の空間と外とのつながり。
さまざまな要素を考慮して、まるで数学の問題を解くように
設計されたような建物でした。
バラガン自身がとても熱心なキリスト教信者。
だから、建物に『信仰・いのり』といった要素まで
加味されていました。
by Taseirap
| 2013-12-11 18:15
| メキシコシティ
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