こどものきもち

メリークリスマス!

と、メキシコは言わないみたいですが、気にせず(笑)
(「フェリス ナヴィダッ(ド)」とか言われてました。)

クリスマスは、なんとなくこどものことを思い出すので、こどもの話を。


日本にいた時は、小学校低学年のこどものそばで過ごす仕事をしていたので、
”不機嫌な子どもたち” にも出会いました。

(まだまだ可愛い荒くれぶりですが、これでそのまま上級学年になり、"荒れ"に
 つながらないように、こどもの周りで大人が少しがんばるわけなのです。)

不機嫌の理由はなんだと思われますか?

小学校低学年では、勉強とか異性の問題、いじめは、まだあまり直接的な原因には
なっていません。
共通するのは ”疲れと混乱と寂しさ” でした。

『疲れ』は、まあ小学校は保育所と違ってお昼寝もないし、学校まで歩いて
とことこ行かなくちゃいけない。
体力がまだないから、ちびっこ達はへとへとです。

『混乱』は、小学校の規律に慣れてなくて集団行動がよく分からず、今まで通りに
元気に振る舞って叱られる、というみんなが通る道。
だんだん分かる子は分かり、分からない子はいつまでも分からない(笑)

厄介なのは『寂しさ』です。
(大人もそうだよね。)


考えたら、乳幼児期からこどもの生活の中では『待つ時間』が多いです。

乳児期は、自分では何もできないので、
『泣いて、おっぱいを待つ時間』
『泣いて、おむつを替えてもらうのを待つ時間』
『ずっと寝ていて体が痛くなったので、泣いて、抱っこしてもらうのを待つ時間』
『退屈になったので、遊んでもらいたくて誰か来ないかと、泣いて、待つ時間』。

幼児期・低学年も かなり乱暴に言えば、似たようなもの。
少し泣かなくなっただけ。(でも、怒り始める)
家庭外で保育される時間が増えるので『親のお迎えを待つ時間』も新しく加わります。

”何かを待つ時間”は、忍耐力を養います。
子供の成長には、とても必要な経験でもあります。
そして、”待った結果 望むものが得られる”ことで、”安心と信頼”が育ちます。

だけど、ただじっと何かを待つ時間は疲れるし、何より寂しいものです。

待つ時間の寂しさを、親が理解して「えらかったね。」とほめてくれたら
こどもは次から 安心して喜んで待てるこどもになります。

「親が働いているんだから、こどもが待つのは当たり前。」
とされたら、ちょっと辛いです。
子どもたちは、本能で”親が働いてくれているから、自分が生きていられる”
ということは、分かっています。
でも、自分の寂しさも理解してほしいのです。
週1くらいで良いから、そのことをほめて評価してほしいのです。
それがないと、不安、不満、大人への信頼感の欠如にもつながります。


ことばの発達と自己表現は、わりとゆっくり育ちますので
小学校の低学年児童でも、自分の”もどかしさ”を表現する言葉を持ちません。
だから、自分でも自分の気持ちがよくわかりません。
なぜだか、お友達の嫌がることをしたい。
わざと、先生が怒るようなことをして自分に注意を引こうとします。

「どうしてこんなことをしたのかな?」
と聞いても、
「わからない。したかったから。」(…だよね~。)

でも、”単純に意地悪したい気持ちの時のいじわる”ではなく、
(される方はたまったものではありませんが、意外とちゃっかり”復讐”もしています)
”すこし拗らせた感のある意地悪”をするこどもも中にはいます。

こじらせ意地悪さんとじっくり話しをして
なんとなく共通していることは、こどもが
あまり人間を信じていないことです。

お友達も、教師も、親も、他の大人も…。
「みんな、ウソつき。かっこつけ。」

自分のこともあまり信じていません。
「どうせダメな子だもん。ほっとけや。」と言います。

お母さん、お父さんに可愛がられたい!
もっと大切な存在として認められたい!
・・・と、小さい身体全体で怒っていました。

お家の人には、
「どんなに悪いこしても、大好きって言ってほしい !」

変でしょうか?
ふつうに考えれえば、ムリですよね。
でも、彼ら本気でそう思っています。
"no reasonで、愛されている" という自信がほしいのです。

私は『きみ、正解 !』と思っていますよ。
一応「お友だちがそう言ったら あなたはどう思う?」とは聞きます。
「そんなのダメだよ。わがままじゃん。」と、たいていの子どもは言います。

(彼ら、人に厳しく自分に甘いんです(笑)
 ダブルスタンダードに気がつかないのが、幼さです。)

でも、そんな時、どんなに優しくしても、どんなに本気で叱っても、
よその大人では やっぱりもの足りないのです。

親が大好きなのです。親にしてほしいのです。

子どもはみんな 親と一緒に過ごす時間が大好きです。
特に楽しい事は何もしなくて良いから、”いっしょに”
ご飯食べたり、話を聞いてもらったり、テレビを見て笑ったり…。

お休みの日に、わざわざ旅行に連れて行ってもらわなくても良いのです。
毎日気にかけて笑顔で優しくしてもらえれば、こどもはそれだけで大満足。
とても欲がない賢者です。

「一緒にいてもお母さん携帯ばかりみている。」もときどき聞きました。
『自分は携帯以下だ。』と思ったようです。

いつも愛情を独占したいのです。
もう結構身体も大きいのに。走っても早くて追いつけないのに。

それが、こどもなんですね。
愚かな小さい賢者たちです。みんな幸せになってほしいです。


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一番欲しいものは






by Taseirap | 2014-12-24 07:30 | こどもたち | Comments(0)

メキシコと日本の暮らし


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