バレンタイン・デー

乾季やや終盤のメキシコ。

朝起きて、薄いフリースの毛布をめくる時に、パチパチっと手から火花。
暗闇に静電気が走る。
意外と美しい一瞬の軌跡。
『今日もスーパーサイア人・・・。手、痛っ。』


少し暖かい日もあれば、寒い日もあり、
突風も吹いたりして、大きくお天気が変わろうとしているのを感じます。


バレンタインが近づくと、街に花売りが増えます。
男性が女性に愛なり、感謝なりを表す日です。
(日本とは逆ですね。)

これを読んでくださる男性の方には本当にごめんさない。
今日伺いました女性の本音を。

「くださるならお花にしてください。」
「あれなら、1週間もすれば消えるから。」
「お金は大事です。」
「消えもの、GOOD。花、食べ物です。」
「なまじっか、高価なくせにセンスが?なものをもらうと、喜びよりも怒りが。」

たぶんね~、私はこの点が甘いのだと思います。
”もらえたらなんでもOK”と、アドバイスするところでした。
危ない危ない。
女心が分からない。

言い訳をするわけではありませんが、偏屈な息子二人を育てているので。
彼ら見事になにもくれません。
「くれるものは苦労ばかり。」
と、同じ境遇のお友達も言っていました。

「空の弁当箱と臭い洗濯ものだけは、神妙に毎日くれたわ。」

それゆえ、もらえるものならなんでもうれしい。

主人も
「欲しいものがあれば、いつも何でも自分で買ってるから、別に良いよね。」
と、言っています。
それもそうですが、何かあってもよろしくってよ。

昨日のメキシコマダムのお料理教室。
テーマは、バレンタイン。
クッキーやチョコレートトリュフ、イチゴのムースとチョコのマグケーキ。
それらを箱に入れて、
「日本風に、奥様からご主人にプレゼントしてあげてね。」


バレンタイン・デー_c0325278_11500591.jpg
ALL 手作りチョコレート




夫たち、貰ったらうれしそうに箱ごと抱えて食べていたそうです。
(うちは、毎日ちびちび食べています。)

君たち!
はるばる日本からメキシコに来て、英語とスペイン語と日本語を操り
幾多の苦しい状況も耐えしのぎ
いわば、メキシコ版”地上の星”じゃないの?
日本の誇る優秀な企業戦士、と思っていたけれど。

幾つになっても そんなにバレンタインてうれしいものですか・・・。
そうですか。

うちの息子たちも 小・中・高と ひたすら
「母ちゃん、安くっていいから個数をくれ。」
はっ?どうして?
「明日学校で何個貰った?って聞かれるから。」
(くれたのが母ちゃんひとりでも、数が多い方が良いから。)

息子の友人は、あてもないのに、
『もしかしたら、通学路でだれかくれるかもしれない。』
と、思い JRの駅周辺をウロウロして、学校に遅刻して来たそうです。

ご近所に住んでいた美人3姉妹。
小学校の時に
「思いっきり、義理っ!」
と、叫んでくれたよね。気持ちわかるよ。

幼馴染の優しい女の子、いつもパパにまでくれてありがとうね。
一年に一度の我が家の大きな楽しみでしたよ。


それにしても 男はつらいね。


Commented by tmyooon at 2015-02-15 22:19 x
私たちの職場では女性みんなでお菓子をたんまり買い込み、ダンボールにドサッ!と入れて「さぁ、どーぞ!」っとテーブルに置いておきます。
チョコあり、おかきあり、ラムネ菓子あり…買う方もストレス発散に! 笑
来月はお返しにまたダンボールが登場することでしょう。
年二回のお楽しみ♪♪♪
Commented by Taseirap at 2015-02-16 02:30
すごい!
勢い(?)がありますね。

お菓子をたくさん買うのって、結構楽しいですよね。
おまんじゅう系はないものでしょうか?
あと、渋茶もお願い。
で、ひなたぼっこ。

・・・働けっ!  ですね(笑)
by Taseirap | 2015-02-15 07:40 | 日々の暮らし | Comments(2)

メキシコと日本の暮らし


by Taseirap