警察署からのお知らせです

私の住んでいる町は、地方ののんびりしたところです。
人口は二十万人もいません。

先日おばあちゃん世代のよく利用するショッピングモールを歩いていたら
「○○警察署からのお知らせです。」

なにごと?
爆弾でも仕掛けられたの?

いはく、
ショッピングモールの駐車場で事故が多発している。
気をつけてください。
急発進してよその車にぶつかったり、
柱の影からこどもが飛び出して来て当たったりする事故が多い。

こどもたちがチョロチョロして、夏疲れの大人がボーっと
しているわけね。

了解です。
身に染みて分かります。

「続いて・・・」

えー、まだあるの?

「不審電話等による詐欺が多発しています。
 市内だけで、本年度の被害金額は一億円を突破しました。」

なぬ~?
じいちゃん、ばあちゃん 金持ち (;゜∀゜)

って、違う違う。

ひとりぐらしの生活で、普段は平和なのよね。
でも、平和すぎて、張りも目標も少なめなのかな。


"すぐに300万入金して!"
なんてパニック声の息子もどきの指示に、アドレナリン急増、
可愛さに慌てて突っ走ってしまったのね。

それが軽く34名。500万なら20名。100万なら100人。
などと計算してしまいます。


詐欺グループもどんどん要らぬ進化しているようで、
「息子が車を買うから500万引き出します。」
と、お年寄りが言うと金融機関が止めるようになってきた。
だから、車の見積書まで用意して送ってきて
「これを銀行の人に見せなさい。」
とまで指示するらしい。

わー、ひっかかるなというほうが難しい。

普段からマメに電話をするような息子(嫁)ならともかく、
まず薄い付き合い。
いや、逆に仲良し親子ほど引っ掛かってしまうのか?

ふるさとの親御さん、大丈夫?
たまには電話かけてみられる?

「母さん、おれおれ。」

・・・は、まずい (-_-;)

等々、想像はつきません。


お年寄りは意外と家でボーっとTVばかり見ている訳ではないみたい。
せっせとお出かけしたりしてる。涼みがてら。
TVの情報提供だけでは足りないのかもね。

お年寄りのむかうお出かけ先は、
・・・病院。田畑。ゲートボール。スーパー。趣味のサークル。お友達の家。


ドクターや看護師さんから注意してもらうべき?
それとも地域の集会所や年金支給日の金融機関で、
新手の詐欺情報をアナウンスする?


何かよい方法はないものかしら?



うちの亡くなった祖母なら、そそっかしいうえに耳が遠いから
「母さん、今すぐ300万ほど・・・。」
なんて言われたら

「くれるんだっか?おおきに。」



by Taseirap | 2015-08-22 07:30 | 日々の暮らし | Comments(0)

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