けちえもん again

主人の事を冗談のつもりで
『けちた けちえもん』と命名し、その事をたった一回(!)
このブログにちょろっと書いただけなのに、
狭い範囲ではありますが、"けちえもん"と名が通ってしまったようです。

(むかしは、骨皮筋衛門(痩せている人)、石部金吉(固い人)など
サブネームというか、特徴を表す悪口がいっぱいあったのに。)

「そりゃ悪かったね。」
と、深く反省するしだいです。

しかし、寒がるわたしに暖炉のひとつも買ってくれなかったんだから、
仕方あるまい。


と、おふざけはさておき
実際は全然けちな人ではありません。
ただ物欲がないだけ。

結婚してからキャッシュカードでお金を下ろしたことがなく、
メキシコに赴任する前に、近所に練習に行きました。

わたしの弟が、それを聞いてとても不憫がって
「かわいそうに。お金を自由にさせないなんて、お姉ちゃんヒドイ。」

へ?(;゜∀゜)
主人も、へ?(;゜∀゜)

めっちゃ自由にしてますよ。
そのせいで老後が危ういくらいです。


テレビでエーゲ海クルーズを放送していれば、
「良いね。行こうか?」

博多の焼き鳥屋さんの紹介があれば、
「良いね。行こうか?」

そして、京都の紅葉のニュースにも
「良いね。行こうか?」

実際に行くかどうかはともかく、心だけは自由。



「私ね、京都では南禅寺が一番好きなんよ。」
「へえ、知らなかった。」

(何べんも言ったことあるけれどね。)

「山門とアンクラインが、両方あって、歴史の軸が2つも存在するのが豪華よね。」
「"インクライン"じゃの。お前、いっつも間違えるの。」

「そして、なんといっても!」
「『瓢亭』か・・・。」
「そう。湯豆腐。ゆで卵。なかなか行けないね。」
「・・・。」
「南禅寺で紅葉見て、瓢亭に寄って。至高の秋!
 あれ?『良いね。行こうか?』言わんのん?」

「俺は、あれは許せん。
 なんでたかが豆腐にむちゃくちゃ高い金、払わんといけんのや?」

「お店自体が素晴らしい伝統文化よ。
 ○○さんの奧さんは、普通のデートと思って出かけたら、
 そのまま新幹線に乗って京都へ行って、瓢亭で湯豆腐食べながら
 プロポーズされたんてよ。いいなー。」

「ご主人も今ごろ後悔しとるじゃろ。」
「え?結婚を?」
「いや、湯豆腐を。」

なんでやねん。

「ハワイとか、フィージーとかなら行っても良いが、湯豆腐は行かん!
 ましてやゆで卵?100個食わせちゃる。家で。」


けちえもん、炸裂。

by Taseirap | 2015-11-19 07:30 | よもやま話 | Comments(0)

メキシコと日本の暮らし


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