家と家族

学生時代のゼミ(当時は研究室と呼んでおりました)の、
教授のご専攻は『家庭心理学』でした。

不勉強な学生だったので、覚えていることは
「家庭の問題を話し合うときは、まず帰宅した夫に
食事をさせてから話すように。
空腹の時に難問をぶつけてはいけません。
エサ、あ 失礼。お食事の後で話しましょう。」

また、他の教育学の教授は
「皆さん、卒業して母親になったら、大学で習った事は忘れ
素直な保護者になってください。
なかには、小学校の授業参観で
"担任の先生の授業が下手くそだ"と
文句を言う卒業生もいます。
『先生の有意味受容学習は、無意味です。』
なんて言っちゃうんだな。
うちの卒業生だったりして、困ったことがあるんだよ。


今ならあちこち引っ掛かるような事も言えた時代でした。

現代の理想的な学生像は、アグレッシブ・ラーナー。
能動的に学び実行する若者。
"素直で真面目で正直者"が売りの我が母校は、
少しずつ変革を遂げています。

『愚直力』だけではダメな時代になったそうです。

愚かではあれど、素直ではない私。
いかがでしょう?『愚偏力』。
個性を越える偏屈な力。
ニュータイプ。
(いや、オールドファッションか…。)

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時代の変化を感じるにつけ、
『家庭心理学』『家庭教育学』なんて
学問的に生き残っているのか?
と、いぶかっておりましたが、
思わぬところで見つけました。

建築学です。

個人の家の設計に、家庭における個の在り方が反映されていて
とても興味深いです。
家庭における個の存在と、家族としての機能。
年齢とともに変わるプライバシーの問題。
それらを研究して、うまい落とし所を探ります。

結果、
昔のように家に人が合わせるのではなく、
ライフスタイルと構成員の変化にフレキシブルに対応する
『変化しやすい家』の誕生。

2人→夫婦+こども→2人→1人と、
10年スパンで組織変化することを見越して設計する家。


・・・合理性が、ちょっと寂しい気もします。


私の理想は、古い韓国風(?)。

大きな門のある広い敷地。
中央に食事用の台所兼食堂兼居間があって、食事の時にはそこに集合。
庭に各自の寝室の建物(離れ)が点在し、トイレ&シャワーもついている。

独立した図書室なんかもほしいな。

温泉の大風呂などあれば最高!
(でも、誰が掃除する?)

イメージは、隠れ家別荘でしょうか?

誰でもいつでも行って良いところと、
個人のプライバシーを守れるところと
バランスよく欲しいのね。

家族が下宿人のような距離感で、仲良くできたら良いなあ。
ご飯作る気がおきないときは、誰か友だち来ないかしら?
うちの材料で作ってー。


と、あくまで家族で住む前提で述べましたが、
これからはシニアの友人で住むのも有りかも。

シニア版のシェアハウス。
恋も芽生えますか? 

・・・。


ないない。


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Commented by Lynn6 at 2016-06-14 10:19
taseirapsann、イイネするところがないので コメでイイネします。
家族でのシェアハウス的暮らしも、いいなあと思います。禿同です。
Commented by Taseirap at 2016-06-14 10:29
わーい😃 ありがとうございます。

はげどう…はげしく同意ですね。
息子がいるから、ぎりぎり分かりましたよ。
あと10年遅かったら、
『あらま。それはお気の毒に。』
と、誤解してましたよ。

すみません。
"イイね"するところは、ないでしょう。
取っておりますよ。あはは。
不遜でしょう。
どうぞお気遣いなく、読み捨てくださいませ。

コメントは、ひたすらうれしくいただきます。
感謝です。
Commented by Lynn6 at 2016-06-16 10:58
あはは(お気の毒な話)、やっぱりそうなんですね(イイネの話)。私はブログ新参者だから、おいおいそういうことがわかってくると思います。
不遜だなんて とんでも御座いません。いろんなブロガーの考え方、有りますから。いつか私もそうしたくなるかもです。
Commented by Taseirap at 2016-06-16 15:52
そうですね。
だんだん気持ちがかわるということは
あるでしょうね。
私もだいぶん変化したかも知れません。

成長か経年劣化か 不明です。
遊びのひとつと想い、気楽に綴っています。


by Taseirap | 2016-06-14 07:30 | よもやま話 | Comments(4)

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