滋賀県立現代美術館
2016年 08月 07日
『バーナード・リーチ展』を開催中と聞いて
滋賀県立現代美術館に行って来ました。
東京 駒場の日本民藝館の収蔵品が、多数展示されていました。
学芸員の人の作家や作品への捉え方により、
同じ作家でも受ける印象がガラッと変わります。
今回も、以前広島で見たバーナード・リーチではなく、
想像していたのとは 少し違う作品展でした。
広島では、民藝運動の柳宗悦、河井寛次郎、濱田庄司らと
一緒にバーナード・リーチがありました。
群像の中の異彩だったわけですが、
一人の人として彼をクローズアップすると…。
1887年(明治20年)香港生まれのイギリス人。
誕生と同時に母を失い、幼い頃は日本で暮らしたことも。
成人して若い日を再び日本に来たリーチ。
92歳の生涯で 東洋と西洋の融合という理想を追います。
単なる東洋趣味を越える 新しい美の創造は、
友人なくして追いきれない、途方もない夢だったと思います。
現代美術館は、広大な敷地のなかにあります。
公園や図書館もありますので、子どもさんを連れて
涼みに来れますね。
現代美術館の常設展では、
滋賀県出身の画家の作品も数多く公開され、
なかでも『小倉遊亀(おぐら ゆき)』が素晴らしい。
105歳で亡くなられたそうですが、
その歩まれた長い人生とともに
美しい作品は心に響きます。
夏休み期間ということもあってか、
作品解説が子ども目線で書かれてあり、
とても分かりやすいです。
学芸員さんの努力を感じました。
☆『滋賀県立現代美術館』
TEL:077-543-2111
by Taseirap
| 2016-08-07 07:30
| 滋賀県
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