ソフトランディング

先日、『定年後の暮らし』について
講習会(?)がありました。
知らないことだらけで、大変勉強になりました。

これについては、追々載せますね。
若い方でも予習して損はない!はず。

前提として、平均寿命の事があるのですが、
男性80歳、女性87歳。
"男性が先に死ぬ"を言わば常識として、
話は進みます。
会場は、ほとんどが夫婦で出席されているので、
相当ザワザワするかと思えば、
皆さん即受け入れる様子。

『そうなんだ。そこは良いんだ…。』
大人の深い覚悟を知る、幼稚な自分。
(だから、いまだに無駄遣いが多いのだろうか?)

60歳で定年として、人生の残りは
あと20年(男性平均)。
膨大な自由時間。

我々夫婦は、趣味がありません。
唯一の趣味らしきものは、
子ども(でももう大人)。

急に暇になったら何をすれば良いのか?
子どもに粘着するのか?
それは最悪。

アドバイザーのおすすめは、『地域に帰る』。
鮭か?
まずは、公民館等の『男性料理教室』が良いらしい。

いくら女性が長生きといっても、
多々例外もある。
そうなったら、残された男性は相当困る。
健康に より気を付けないといけない年齢で、
外食ばかり。
あるいは、酒浸り。
そうならないように、基本的な料理くらいは
億劫がらずに作れるように。

「お父さんがすると、お台所が汚れてイヤ!」
なんて奥さまは言わないようにしないと。
困るのは子どもだから。
あ、夫だから。

また、社会的にも『無職』という
ある意味"王様"になるのに、本人は
全く嬉しく感じられない。

『オレ、まだやれるのに。』
あるいは、
『もうヘトヘト。山にでも、こもりたい。』

退職日の家族のちやほや
「お父さん、長い間お疲れさま。」
は、一瞬の栄光。
翌日から、ひたすら寿命という名の
次の定年を待つ。

思いっきり受け身の暮らしに、希望の光は射すのか?

と、暗いドキュメンタリーになってしまいそうですが、
それも人生。

不本意を受け入れながらも、どれだけ本意を通すか。
そこに老後の栄光はある気がします。

とりあえずは、全員にその日が
"やがて" ではなく、"すぐに"
やって来ることを頭に置いて、
巧く軟着陸できるように準備しましょう。

硬い心で着陸して、フルボッコにならないように。
めざせ、ソフトランディング!

子どもさんのいない夫婦も、
独身定年者も、我々と違うのは経済力だけ。
(そっちが上。)
年を取る寂しさは仲間です。
一緒に進みましょう。

Say together,
めざせ、ソフトランディング!



(いんちき宗教風に 続く)

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Commented by m at 2017-10-24 23:54 x


不本意を受け入れながら、どれだけ本意を通せるのか…、心に刺さるものがありました。仕事や社交にも通ずるものを感じます。マイペースが一番ですが、他人様も気になってしまう未熟者であります。。

ちなみにうちの両親は共通の趣味がなく、私も結婚したので、母待望の子猫ちゃんを飼い始めました。始め渋々承諾した父の方が、今ではすっかりメロメロになってお世話したり遊んでおります(^ ^) 猫おすすめです。


Commented by Taseirap at 2017-10-25 01:07
猫ちゃん、良いですね!
私も大好きです。綺麗で、自由に生きている感じ。
うちも いつかは。
アドバイスありがとうございます。
素敵なご家族ですね。

"老後のあれこれ"が続く予定の今週でしたが、
カープにより道。
挙げ句、カープは迷子に… (ToT)
日本一への道のりは遠いです。

だんだん寒くなってきました。
風邪などひかれないように。
by Taseirap | 2017-10-22 07:30 | よもやま話 | Comments(2)

メキシコと日本の暮らし


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