死者の日(Dia de Muertos)
2014年 11月 01日
毎年11月1日、2日は『死者の日』です。
オフレンダ(プエブラ博物館の展示) (注)個人の家の祭壇を表現しているものと思われます。
同じく展示品:墓(段ボール製) (注)墓地の装飾を表現しているようです
黄色い花弁は、メキシカン・マリーゴールド(センパスチル)。 赤いケイトウも一緒に置かれています。
祭壇(オフレンダ)には、遺影、十字架、砂絵、 お供え物が置かれます。
骸骨の砂糖菓子、チョコレート菓子がいっぱい
2500年~3000年前には、祖先の骸骨を 身近に飾る習慣があったメキシコです。
”骸骨”&”死”は、メキシコではタブーではありません。
「イェーイ 帰ったぜ!」てなもんさ
天井にはたくさんのカラフルな骸骨たち
メキシコのカラフルな切り紙の旗 『パペル・ピカド(Papel Picado)』。
レストランによく飾られていますが、 これは死者の日バージョンですね。
メソアメリカ文明の名残だそうで、 アマテの木の樹皮から作った紙に絵を描いて、 神様の祭壇に飾りつけしたもの。 スペイン人が来てからは、樹皮から紙になったそうです。
以前、メキシコの子どもさんと話をしたときに
「兄弟何人?」 と、お互い聞きあって 「3人。弟と妹よ。」 と、わたしが言うと 「私は、4人。 でも、ほんとうは5人だった。 1人死んだんだ。」 と、明るく言われました。
「ふーん。そうなんだ。」 と、聞き流しましたが 『親御さん、悲しかったよね。』 と、胸が痛みました。 今頃 あの子の家では、 きれいに飾り付けられたオフレンダに 子ども用のお菓子がいっぱい飾られていることでしょう。
11月1日は子供の魂、2日には大人の魂が
帰ってくると言われています。
メキシコ版のお盆ですね。
家々にはオフレンダ(祭壇)が造られ、
公共の場にも飾り付けられます。
by Taseirap
| 2014-11-01 07:30
| 日々の暮らし
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