海外子女教育振興財団

友人の奥様にこちらを貸していただきました。


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『海外子女教育』毎月1日発行 定価600円


こちらは、公益財団法人 海外子女教育振興財団 の月間誌です。
表紙の写真は「小学部6年生 修学旅行 ピナクルズ パース日本人学校」とあります。
みんな笑顔で可愛いですね。

お正月号なので、大掃除、お節料理、年越しそば、かるた、凧揚げ・・・。
日本の風習の紹介などもあり、楽しい冊子です。


こちらの団体は、
「海外子女・帰国子女教育の振興をはかるために、海外で経済活動を展開している
企業・団体によって、1971年に外務省及び文部省(現 文部科学省)の許可を受けた
財団法人として設立。」だそうです。

http://www.joes.or.jp/

義務教育(小学校・中学校)の子どもさんを、海外へ連れて行くときに、
日本での在籍校の校長先生が
『教科書用図書受給証明書』を発行してくださるので、それをこちらの
『海外子女教育振興財団』へ、持参するなり郵送すれば、海外でも日本の教科書が
受け取れるそうです。

普段は現地の教育を受けて、土日には親御さんが先生となって、これらの教科書を
使って、日本の学校に遅れないように教えられるご家庭もあるそうです。

『現地でついて行けるかどうかの心配』+『日本に帰った時の心配』も
あるんですね。気もちは分かります。

でも、家で教えるときは、怒らずに教えてあげてくださいね。
勉強嫌いになったら、元も子もありませんよ。

逆に「海外にいる間は自由にさせる。帰国してからシメる。」派もおられます。
(学年と赴任期間による自己判断です。)

さて、日本の教科書ですが、海外で日本人学校に進まれる方は学校で配布されます。

ちなみにメキシコの場合、学校で自動的に配布が受けられるのは5校。
(補習教室については未確認。おそらく大丈夫かと…。)

まずは、”日本人学校”の2校。
Mexico Cityの日本人学校
(=日本メキシコ学院。2012年D.F.内の私立学校総合評価NO.1に輝く名門校)
と、アグアスカリエンテスの日本人学校。

”補習授業校”の2校。
グアダラハラ校とモンテレー校。
以上の4校は、学校から配布されます。

それ以外の学校は、1校。
イラプアトのアレクサンダーベインに設置されている『グアナファト補習教室』です。
こちらの補習教室でも、日本の教科書を使って授業をされるそうです。

 これらの学校に通わないけれど、教科書は希望する場合は、個人的に
 手続なさった方が確実かと思います。
 ”日本の教科書”?
 …別になくても命に係わりはないでしょうが、一応欲しい気もしますね。

ところで、なぜグアナファトが”補習教室”という名称なのかといえば
”文部科学省の認定校や外務省の援助対象校にはなっていないが、日本語による
教育を実施している教育施設”
だからだそうです。

(去年の資料によれば、人数的には日本人学校に次ぐ多さです。)

他所とは異なり、毎週土曜日だけある教室なので、子供たちにとっては
日本の子どもだけで遠慮なく遊べるストレス発散の楽しい教室になっているようです。


さて、この財団は、企業で会員になることが多いようですが、個人でも会員になれます。
上の写真の冊子は
「うちは会社が会員になっているので、家庭に毎月配布があるの。」
だそうです。

財団では、海外赴任する人への各種講演会やこども英語教室などもあるようです。
詳しくはHPをご覧になってください。(情報たくさんのHPです。)

実際に講演会に参加された人からは
「うーん。私はメキシコに行くのに、アメリカでの経験を聞いても・・・。」
という意見もききました。
広く海外サバイバルの心構えを学ぶと思えば、とても有意義かもしれませんし、
『地域リミテッドで明日すぐ使える情報がほしい。』と思えば、
「うぐぐ。」かもしれません。

私は、連れて行くような可愛いこどもがいなかったので、このあたりは全く無知。


しかし、「情報」というのもかなりいい加減なもので、
永久不変でもなければ正確さもまちまち。
ある人が絶賛する学校も、ある人は大嫌いです。
そのこどもに合う、合わないもあるのでしょう。

ブログをお読みくださるみなさまは、
”ゲットした情報を鵜呑みにしないで、自分で判断する賢い保護者さん”
だと信じております。

余談ですが、友人の子どもさんが”日本語教師”になる夢を持っています。
海外での活躍の場は、教える側にもあるのですね。

いよいよグローバルな世の中で、例によって
ま・ぶ・し・い(笑)







Commented at 2014-12-13 10:03 x
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Commented by Taseirap at 2014-12-13 10:28
なにか行事や祝日があると、やっぱりセントロ&教会がにぎわいますね。
行ってみたいのですが、メキシコ現地色が強いので部外者は難しい気もして・・・。

マダムに相談したら、
「危ないから行っちゃダメ。私も、子供の頃母が一度連れて行ってくれたけれど、銃声がしたのですぐに帰ったのよ。」と・・・。
週末のピクニック用に牧場を持っていたマダムのお母さま(笑)

『報道』の腕章でも手に入れて、乗り込みましょうか?
(漢字じゃダメでしょうね。)
Commented at 2014-12-13 11:26 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by Taseirap at 2014-12-13 11:47
なるほど。
少し走れば、メキシコの風景も全く違うのですね。
Lagos de Moreno。興味深い♡
古き良きメキシコが味わえる街ですね。

とかく海外赴任となると、便利さを追いますが、全く別の観点もありますね。
治安のよい田舎町(といわれてもおかしくない)ところで、メキシコの素朴さと陽気さに触れながら生活できたら・・・。
ここ、イラプアトも初めはそんなイメージでしたが、近年はそうそう安全とも言い切れず・・・。
お金を持っている人が増えれば、犯罪者もよそから集まってくるそうです。
(地元の人にはご迷惑ですよね。)

日本人、分散型居住の方が安全なのかも?

いつか必ずLagos de Morenoに行きます。
そして、アシエンダSepulvedaに泊まりますわ♡♡♡

Commented at 2014-12-13 13:10 x
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by Taseirap | 2014-12-13 07:31 | こどもたち | Comments(5)

メキシコと日本の暮らし


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