余談ですが、赴任するにあたって

海外に赴任するとき、いえ国内のお引っ越しでもそうですが
『新しい場所で仲良くしてくれるひと居るかなー?』
って、少し心配ですよね。

特に子どもさん連れの赴任の場合は、ご近所さんが大切です。
学校、スーパーマーケット、病院。
教えてもらいたいこと、たっくさん!
(このいんちきブログより、人さまよ。)

気が利いた会社(あるいは夫)なら、
「あなたがお住まいになる住居には、既に何人ほど
日本人が住んでいますよ。」
と、教えてくださるかも?
それを聞いたら、適当な数の『ご挨拶の品』を
日本から用意して引っ越したら
できるだけ早く挨拶して歩きましょう。

今時は、手ぶらで気軽に挨拶されることもありますね。
国際的です。

私の母は、京都育ちで、若い頃は
「あの人、挨拶に手ぶらで来はった。
気なし(気がきかない人)やな。お里が知れますわ。」
と、とっても差別的なことを言っておりました。
現在の母は「虚礼廃止大賛成。お互いに生きやすく。」
時代とともに人は変わる。

私は面倒くさがりの小心者。
『知らない人にあいさつか~。なんだか気がのらないなぁ。』
だから、自分への動機付けに品物を利用しています。
「せっかく準備したんだから。
これをちゃんと持っていかなくちゃ!
大人なんだから。」
(注:アラフィフ)

持参する品はなんだって大丈夫。
だって、無くても良いくらいだもの。
(あ、ある意味、My センスを披露するチャンスでもあります。
どうぞ遠慮なく華麗に舞っちゃって。)
人数多いと準備も大変だけどね。
ただでさえ、引っ越しでお金かかるし・・・。

でもね、はじめの挨拶は”安全のための保険”だと割りきって。
される方も、特に期待はしていません。
安心してね。
挨拶して回るうちに、自分と合いそうな人、合わなそうな人(笑)、
なんとなく分かると思います。

単身赴任の人は、会社で毎日会えるから、
特別な気配りは要らないでしょう。
省略する会社も多いみたいですね。

が、ご家族の人は
『ご近所に日本人いるみたい。でも、話すきっかけがない。』
ひとり(と幼児)で長期間悶々としないためにも、先ずは
『簡単なご挨拶をしに伺うだけ。がんばる!』
と、勇気だしてドアをノックしてみられてください。
その際、自分の電話番号や名前を書いた
“紙”(名刺みたいなのでも)があれば
もっと良いみたい。

友だちは歩いてこない。だから歩いて行くんだよ♪
歩いて回って、
『こりゃダメだ。合いそうな人いない。』
と 分かったら
それが分かっただけでも めっけもん。
あきらめて、次行こう!

反対に迎える側は、もしもできるなら
「明日 スーパーマーケットに行くけれど、ご一緒します?」
とか、聞いてさしあげて。
「毎週水曜日にお茶会しておりますの。
貴方もどうぞ、いらして。」
は、ビビるお誘いのようです。
「ええ。喜んで伺いますわ!」
の人もおられるでしょうが、
できたら、もう少し軽めのスターターでお願いいたします。

また、
「何かお困りでしたら、おっしゃって下さい。」
は、一見親切そうだけど
「よくよくの事でないと声かけてくんなよ。
こちとら忙しいんでい。」
と聞こえるのは私の耳だけ?
条件付き許可に感じられて、苦手な日本語です。

では、どう言えば良いのか?
・・・さあね ┐('~`;)┌ さっぱりよ。
私は自分が本当のことしか言えないから、
社交辞令が苦手。お世辞も言えない。
人様の気遣いにも疎い。
欠点なのですが 性分なのです。
華麗な社交には向いていませんが、狭い人付き合いには
向いている気もします。

引っ越したばかりは、体調不良だったり
時差ボケだったり、片付けがあったり、
なにかとムダに忙しいものです。
せっかくご縁があって近くに暮らすのですから、
お互いに楽しく仲良く、せめて“気楽に”過ごしたいですよ。

がんばって とは言いません。
幸運を祈ります。


by Taseirap | 2015-04-30 07:30 | 海外赴任の苦労 | Comments(0)

メキシコと日本の暮らし


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