しっかりした主婦友だちと、食パンの話になり
「嫁ぐ時に、実家の母が
『食パンひとつでも、120円のもあれば、
180円のもある。
多少 味は違うかもしれないけれど、
お腹の膨れは一緒。
高価なものにはすぐ慣れるけれど、
暮らしのレベルを落とすのは難しい。
これからは、旦那さまのお給料で暮らすのだから、
"チリも積もれば山となる"で、
分相応の生活をしなさいよ。』
と、言われた。
だから、あんまり高い食パンは買わないの。」
偉い!
凄いなー。
結婚のスタートから、心がけが違ったのね。
子どもさんたちは、ほぼ国公立。
長じて、固い職業につかれた。
素晴らしいなぁ。
うちの親は、
「安物買いの銭うしない。
"安い"を理由に買ったらだめよ。
食べ物をケチって、病気になったら、
笑われますえ。」
それもそうだけど、節約は大事だしなあ。
遅まきながら、うちも少し方針転換。
お店の安い食パンをもとめて、てくてく。
やった!
食パン、100円切りました。
バターを乗っけて、焼く。
なかなか 美味しいです。
以来、スーパーの下から2番目のラインを攻める。
不味くって食べられないのは、まだ出会わない。
さすが、日本。
でも、どうしてかな?
最近、家族が食パン食べない…。
ところで、パンといえば、
長男が中1のとき、学校(男子校)で
「おうちで、お母さんがパンを焼かれる人?」
と、尋ねられ
クラスの子がほとんど挙手。
うちも、ちょうど凝っていた時で、
『他所さまもそうなんだ~。』
と、親しみを覚えた。
と、同時に
『あんまり手抜きして育てたら、なんだかいけない雰囲気ね。』
少し気持ちが引き締まった。
『"勉強しなさい"というよりも、
学生生活に元気出して向かえるように、
家庭で応援してやらないと、お兄ちゃんが可哀想かも。
親も生活のお手本にならなくっちゃね。』
な~んて思った。
いまは もう大きくなったから、
子どものお手本にもならなくて良いし、
ほんとうに気楽です。
(お手本にも なれなかったけれどね。)