家庭訪問がなくなって

ローズマリーの花がきれいに咲くと、
いつも思い出します。

家庭訪問がなくなって_c0325278_10124102.jpg


家庭訪問がなくなって、かれこれ13年。
ベテラン(かつての)お母さんたちは
「家庭訪問の時期は、家がきれいに片付いてよかった。」
「玄関にお花を飾って、空気まできれいだった。」
「緊張感が違ったよね。」

どれだけ外面だけ大事なん?という気もしますが、
ほんとうにそうでした。

緊張感を失うって怖い。

とはいっても、先生のなかには
「私は、絶対上には上がりません。
おうちの人に伝えてください。」
と言われる先生もおられました。
「家じゅう掃除するのは大変だから。」
と、よくご存じでした。
粗大ごみまで捨てていましたからね~。

新担任のベテラン先生は
4月から受け持っていただいて、まだ五月なのに
「子供さんの良いところは、お母さんはご存知でしょうから
言いません。
直した方がよいところを言います。」
と、ズバッといくつもご指摘くださいました。

あたりです~。

「すっごいな。さすがプロ!」
と、主人とは盛り上がりましたが、
どうも一部の保護者の方からクレームがあったようで、
次年度には転勤になってしまいました。

もったいない。
本当に素晴らしい先生だったのに…。

どうも、この一部のクレームを言う保護者さんが
なかなか強力で、学校は毎回対応が大変だったと
ついこの前、聞きました。

ずれまくりです。


教育委員会も、保育課も、学校も
我々一般の保護者の意見を聞いてくださったら良かったのに。
サイレントマジョリティもチェックしてくださいませよ。

クレームが出る先生は、実力者が多いです。

確かに、中には”なんだこいつ”もいるにはいます。
それは否定しないけれど、熱意のある先生が
やる気を失うのを見るのは辛いです。

でも、声なき声は聞こえなかったのね。
もっと私も発言すればよかったのかなあ?
と、今さらです~。

まだチャンスがある人は
良貨が悪貨に駆逐されないように、
守ってあげてくださいね。

子どもがお世話になった先生方には
いまも感謝しかありません。
でも、当時はうまく伝えきれていませんでした。

コミュニケーションが恥ずかしかったのもあります。
誉めることは、叱ることと反対の方向だけど、
同じ意味を持つので、うかつにできないのも
理由のひとつです。


きっとどこにも届かないと思いますが
「ありがとうございました。」
毎年、家庭訪問の時期に心でお礼を言っていおります。

家庭訪問がなくなって_c0325278_16085517.jpg




by Taseirap | 2018-04-24 07:30 | こどもたち | Comments(0)

メキシコと日本の暮らし


by Taseirap