通知表

公立校の通知表が、昔とかなり変わってきているそうです。
テストの成績だけでなく、忘れ物や課題提出も
評価の対象に入る、は随分前から聞いていますが、
意欲、リーダーシップ、協調性、ほか色々加味される?とか。

発達段階の子どもの性格までジャッジされるような気がして
ツラいですね。
深い川は、静かに流れる。
うわべだけが全てではありませんよ。
絶対評価が、教師の感覚評価にならないように祈ります。
実際には、子どもの『性格』と『行動』とを分けて、
『集団における行動』についてのみ着目し、
評価をされるのでしょう。
教師による子どもの性格の『把握』は必要ですが、
性格の『評価』は不要ですよね。

それにしても。
私は今の時代に子どもだったら、
学校に行かないかも知れません。
自然と尊敬できるような担任だったら、喜んで行きますが
あれ?な人だった場合、辛すぎる。
たぶん同級生も同じ気持ちだから、ストレスがたまって
ケンカする? 仲良くなる?
分かりません。

個性というものは、無理やり作るものではなく、
皆が皆 明るくリーダーシップを発揮するように振る舞えば、
それは規制であり 混沌です。

高校以降は 声の大きさではなく、声の正しさで
同級生からジャッジされはじめます。
間違った意見でも、友達だから正しいと言ってもらえるのは、
いつまででしょうか?
(そもそも、そんなのは友達か?)

私は 我が子が何も言わないのを良いことに、
気持ちを汲んでやらなかったのではないか?
と、莫大心配になりましたよ。
今さらですが。
申し訳なかったです。
確かに辛そうな表情をしていました。
お勉強が難しいのだろう と思っていました。
色々あったのでしょうね。
思春期以降は、自身による評価が一番厳しいから
大人がもっと誉めれば良かったでしょうか?
今さらですね。親も未熟でした。

これからの時代。家庭は 学校を越えて、
ますます『子どもの安全基地』にならないと!
ですね。
完璧な子どもなんてどこにもいません。
足りないところがあることを、通知表等で
教えて頂くと 助かります。
学校とケンカするのは無意味。
子育ての参考資料として ありがたく頂いて、
何の評価もない世界を 家庭に実現しましょうか?

評価はやる気に繋がりますが、劇薬でもあり、
誉めるのもテクニックがいります。

絵のアトリエの先生は、子どもに
「面白い(のが描けた)ね。」
「いい感じだね。」
「あはは。なんか この辺、急いでるね。」
と、楽しそうに声かけしておられました。
ユルく、さりげなく、明るく。



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授業でも何でも、ひたすら受け身では退屈過ぎるので、
退屈しない程度に参加するのは アリだと思いますよ。
自分の気持ちに正直に。
ほどほどで がんばって。

時々、心が優しい子どもさんが困っていますが、
他人が自分にふってきたキャラクターを
演じる必要は全くないです。
そんなの 余計なお世話。
自分のことは自分で決めますよね。

学校という世界は、残りの何年かで終わります。
そうなれば、嫌いな人とは一生会いません。
大人も同様に カウントダウンしながら
仕事する時が多々あります。
やり過ごす技術を身に付けましょ。




なんて 偉そうなことを綴ってしまいました。
失礼しました。

Commented at 2019-10-20 23:08
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by Taseirap at 2019-10-21 00:17
腸串さま。コメントありがとうございます。
今回のような なかなか上手く伝えられない内容を、フォローして述べていただきありがとうございます。
助かります。

教育は、『普遍な部分』と『時代のニーズ』と両方が必要
…なのかも知れませんが、なんとなく『?』な気持ちが残り 綴ってしまいました。
まだまだ未消化なままですが、自分のいまの精一杯です。
現代の保護者の方や子どもたちの応援になれればうれしいけれど、色々お考えはあるでしょうから、どうでしょうか。
分からないことばかりです。

イイね は、ワルイネと並記するべきだと思えて
自分としては載せにくい気がします。
(偏屈さの現れ とも言う。)
でも、お気持ちありがとうございます。
実は とてもうれしいです。

どうぞ 遠慮なくお読み捨てくださいませ。


by Taseirap | 2019-10-18 07:30 | こどもたち | Comments(2)

メキシコと日本の暮らし


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