広島県の難聴者
2023年 01月 27日
日本の身体障害者(児)は、令和3年3月末で
4,977,249人。
広島県では 110,731人。
内訳は
肢体不自由 56,291人 約半数。
心臓、腎臓、呼吸器などの内臓の障害が3割。
視覚障害等 8368人 7.6%
聴覚障害等 10,299人 9.3%
全体としては少しずつ減少傾向にあります。
身体障害者手帳を保持する人の数なので、軽症の人は入っておられません。
また、年齢層をみると65歳以上が8割近くを締めておられます。
知的障害者(児)は、実体把握が難しいのですが
療育手帳交付数は 1,178,917人/全国。
広島県では 25,871人。
こちらは年々増加傾向です。
精神障害者は
日本では 1,180,269人。
広島県では 37,876人。
こちらも年々増加しています。
指定難病患者は
広島県では 23,417人。
発達障害者(児)は
数は明らかにされていませんが、
平成28年の厚生労働省の調査によると
医師から診断された人は 481,000人。
各種の障害。
障害をもち、障害と共に生きる人は多いですね。
広島県の聴覚障害者は1万人おられます。
東広島市には約500人おられるそうです。
そのうち、手話を使われる ろう者は約100人。
ということは、残りの400人は
中途失聴者、難聴者にあたられるのでしょう。
市のホームページからは全体数くらいしか分かりません。
お暮らしにご不自由はないかと心配します。
いま、様々な新しい機器が開発されているので
その使い方を学ぶような会があったら良いな。
補聴器や補聴援助機器、スマホのアプリなどの体験会ができたら良いと思います。
最近の音声変換アプリは言語変換機能もあるので、
外国人も参加できるような展示会・見本市が企画できれば
聞こえに不自由なあらゆる人の福音になりそうです。
また、ろう者は手話サークルに参加されて、
手話を学ぶ健聴者とも交流ができています。
でも、難聴者は地域に点在。
他の同障者との交流をされません。
とりたててご不自由がないので、その必要がないのだろうとも思います。
でも、サークルを利用されたら、
新しい友と情報を手に入れる機会のひとつになるのではないかとも思います。
また、行政に働きかけるには個人ではなく、団体の方が通りやすいです。
難聴児の保護者さんのサークルはありますが、個人的になさっておられるようです。
市役所や社協などがご存知でしょう。
とはいえ、『サークルに参加する』なんて
ちょっとハードルが高いですよね。
それも分かります。
人間は誰でも孤独を感じますが、
障害を理由とする孤独は
あってほしくないと思います。
by Taseirap
| 2023-01-27 07:30
| 難聴者支援
|
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