最近気になることですが、
小さい子どもさんを連れているお母さまが
道路等で手を繋いでおられないこと。
幼稚園くらいの子どもたちが、
走って横断歩道を渡り、
お母さまは人と話している。
幼稚園、保育園児は手つなぎがmustの世代には驚き。
小学校入学前の通学路確認も、手つなぎでした。
小さい子どもは衝動性が強いので、
危険回避のため、手はつないだほうが良いですよ。
「こっちに来たらダメよ!」
という禁止の命令も、
子どもは最初だけ聞いて来るから
絶対にしないように。
「危険なときは、良い・悪いではなく、
止まって!歩こうね など、動作の指示をする。」
「紛らわしい、分かりにくい指示はしない。発音良く端的に。」
「明るい色で肌触りの良い服を着ましょう。
できれば、毎日同じ服で来なさい。」
「いつも、笑顔と優しい声で名前を呼ぶように。」
「ふたつ連続の動作の指示は、年長さんだけわかる。
指示はひとつで。」
幼稚園の教育実習で言われました。
今では古いのかなぁ。
確かに、私の育児のバイブルは昭和。
松田道雄先生の『育児の百科』。
でも、名著です。
もうひとつのバイブルは、
『広島学院物語』。
倉光誠一先生の書かれた名著です。
描かれるお母さまの姿が、平凡に見えて非凡。
美しいです。
子育ては子どもに直接向かうばかりではなく、
その周りの環境を整えて守ることだと気がつきます。
育児雑誌は多々ありますが、ときに間違いも載っています。
間違いというよりも、そのときの流行かもしれません。
でも、流行と普遍性は両立が難しい気がします。
簡単に模倣しないで、家族の将来の方向性を
あれこれと模索する。
それも子育ての楽しみのように思われます。