2018年 11月 26日 ( 1 )

くじけないで

メキシコ時代に、ある奥さまが驚いておられたのは
「メキシコは、ダウン症の子どもさん多い?」
デパートやスーパーマーケットで、よく見かけます。
車椅子の人も見かけます。

身障者が多いのではなく、身障者の外出が多いのです。
"日本よりバリアフリーが進んでいる"
とも思えませんが、道路は凸凹でも
周囲の心のバリアフリーは進んでいます。

そもそも、自宅でパーティをして騒いでも、
隣家は何も苦情を言いません。
「俺もするしな。」
今は他人事でも、それは自分の事でもある。


さて、日本のお母さん。
母親にとって、生まれてきた子どもの周囲との差は、
どんなに小さなものでも辛いもの。

自分の身体に授かって、育んだ命なので、
自分と同じです。
母子一体。
この感覚は、個人差はあるものの、
中学入学くらいまで続くらしい。

私の子どもの成功は、私の成功。
私の子どもの失敗は、私の失敗。
私の子どもの人生は、私の人生。
愛と所有欲と心配がまぜこぜになっている時代です。

そんな頃に、心身と精神発達に何らかの障害が
ありそうな子どもさんが見つかります。

早い人は、だいたい3歳くらいで
どうやら定型発達ではなさそうだと分かるそうです。
お母さんの心中を思うと、胸が痛みます。
でも、療育のスタートは早いほど良いらしく、
病院で診断を受けて、手帳をもらって、
様々な支援を受けて成長・発達します。
療育に携わる人は、優しくかつ専門的なので、
以後は安心を得て育てられる利点があります。

かたや、診断はつかないものの
『どうもなにか持っていそうだけれど、
個性の範囲かもしれない。』という子もいます。
というか、ほとんどがそう感じられるかもしれません。
だいたいのお母さんは、
『うちの子、ヤバいんじゃないか?』
と、思いながら育てているかもしれません。
そして、大切に育てるうちに、なんとなくレールに乗り、
時に脱線しながらも、まあまあ進んで行きます。

しかし、どうしても、明らかに、違う。
個性の範囲を逸脱している気がしてならない。
そんな場合は、心でずっと不安に思っていないで、
病院に行ってみられてください。

病院は小児精神科や心療内科になりますが、
ハードルが高い気がする場合は、
まずは小児科へ。
それから専門医さんへ繋げていただきます。

すぐに病院に行くことに抵抗がある場合は、
東広島市なら、
東広島市市民文化センター(サンスクエア)に
相談所があります。
『東広島市子育て・障害者総合支援センター
はあとふる』です。
そこで まずはお話されてみてはいかがでしょう。
発達障害支援コーディネーターの人がおられます。
子育て支援の情報や関連施設について聞けます。





私の知人の子は、発達障害を持ち、
親御さんは 小さい時から薄々疑ってはいたものの、
実際に病院で診断を受けたその瞬間は、
地獄に突き落とされた気がしたそうです。

でも、子どもが学校でパニックになる様子を見て、
『親子で獣道を行こう。』
と決意したそうです。
そして、実際に治療を受け始めて、
『ひとりでは道はできない。
前を行ったたくさんの先達がいて、道はできたんだ。』
と思ったそうです。

「薬やリハビリで治る病気を、障害とは言いません。
治らないから障害なのです。
でも、より良く生きることはできます。
人としての価値は、なんら変わりません。」
と、言われて
「前より元気になった気がした。」
治療を受けての暮らしで、孤独感と孤立感が減り、
子どもさんの表情も明るくなりました。
大人になった今では、自立して生活されています。

専門医や支援者は、こちらからSOSを出さないと、
得られない仕組みです。
はじめの1歩が勇気がいると思います。

障害としては さほど重くない児童でも、
学校生活で困難を抱えるケースは
少なくありません。
また、障害が無くても、集団での難しさを
抱えているこどももいます。
親の想いや体面もありますが、優先するべきは
子どもの生き易さだと考えます。
子どもの人生の質を、もっと上げてやりませんか?

普段の家庭生活で、できるだけお話をされて、
気持ちを汲み取ってあげてください。
家庭は愛と安心とご飯(何でも構わない)があるところ。
保護者は、お母さんでもお父さんでも、誰でも良いから
いつも味方になってあげてください。

そして、変化を恐れないで、勇気を出してください。

身を捨てて浮かぶ瀬もあります。
教育の正解は、いつも子どもの顔に書いてあります。


by Taseirap | 2018-11-26 07:30 | こどもたち | Comments(0)

メキシコと日本の暮らし


by Taseirap
プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る