メキシコは、公立病院が無料です。
立派な社会保障制度(IMSS)があります。
乳幼児は、スーパーマーケットや公民館などで集団接種が無料で受けられます。
ただ、わたしの周りの日本の方は、会社から紹介された私立の病院へ
電話で予約して行かれます。
予防接種も欧米並みのワクチンが打てるので、私立病院へ行かれるそうです。
日本と同様、救急車のシステムはありますので、万が一の場合は
意識があれば「私立の○×病院へ連れて行って。」というべきでしょうか?
(意識がなければ、何処へでも連れていってくだされ。)
公立病院は、設備が古かったり医薬品が慢性的に足りなかったりするみたいです。
いつも混雑しているとも聞きました。
ん?日本も似てる?
(わたしたち、まだ病院にかかった事がないので、全編伝聞ばかりになります。
すみませんρ(・・、) )
「叔父が急に倒れたが、かかった病院が悪くて、MRIを取ってくれなくて、
ずっと入院していたけれど、血が下に降りてきて(?)亡くなった。」
と、メキシコの人が言っているのをきいたことがあります。
(My語学力の関係で、MRIを取ってくれなかったのか、その設備が無かったのか、
患者や家族がMRIを拒否したのかは 不明です。)
どうやら、メキシコのお医者様は病院に所属しているわけではないみたいです。
病院の中に自分の診察室をもっている、あるいは
今日はこちら、明日はこちらと病院を移動して
患者さんもつられて(?)動く。
出張相談室みたいなのもあります。
知り合いの方が、原因不明の体調不良で緊急入院。
そこでは、入れ替わり立ち代わり、お医者様が何人も診察されて
「僕は、この病気だと判断した。だからこの方針で治療する。」
「わたしは○○と診察した。だからこの方向で治療する。」
と、何人もの先生に言われ、最終的には自分で決めたそうです。
(なんか日本のテレビ番組で近いのありましたっけ?)
検査だけでも儲けがあるので、ドクターごとに何回も同じような検査をされて
激怒しておられました。
ただ、大体のお医者様は英語を話されるので、その点は安心ですね。
都市部は。
地方では、お医者様もスペイン語だけで話されることが多いそうです。
(看護師さんは、ほとんどスペイン語オンリーだそうです。)
電子カルテはかなり普及していて、頼めば作ってくださる、という噂。
もしかして、これも都市部だけかな?
薬剤は、ドクターの処方箋を薬局へ持参して購入。
ところが、同じ薬でもお店によって価格に差があり要注意だそうです。
抗生物質など一部の薬品を購入するときには、医師の直筆サイン入りでないと
ダメだそうです。
日本では不認可の薬もメキシコでは使われる事があります。
けれど、体重に対して□gといったあたりで若干厳格さに欠け、
日本規定の倍の量を一回分で処方されていたケースもありました。
私だったら疑わずに飲んで、めちゃくちゃ強く効いてもっと具合悪くなっていたかも。
賢いひとだったので、自分でインターネットで調べられたそうです。
・・・怠け者が安心して病気になれないのが、残念。